歩くこと!

人は2本足で歩く動物です。生まれて約12カ月で徐々に歩くことを覚え、その後は無意識に歩くことができます。正常の歩行では、足が地面に接地している時間が全体の60%(立脚期)        足が地面から離れている時間が全体の40%(遊脚期)        両足が地面に接地している時間が全体の20%(両脚支持期)  となっています。ケガ、病気などによって障害を受けると、このいずれかの周期で異常が見られ、正常歩行...

大腿骨頚部骨折

私たち理学療法士にとっては、最も聞きなれた骨折の一つですが、どんな骨折か知っていますか?名前を聞いたことくらいはあるのでしょうか?高齢者の四大骨折の一つで、足の付け根の骨折のことを言います。厳密には骨折の部位の違いによって、「頚部内側骨折」「転子部骨折」「転子下骨折」等に区別されます。今回は、中でも「大腿骨頚部内側骨折」の治療法を紹介します。1.人工骨頭挿入術 この骨折は、関節内で起こり骨癒合が得...

やっぱり自宅が一番!?

以前、認知症で拒否の強い患者のリハビリが難しいと書きました。今日その患者さんが外来で来院されました。退院する時には、なんとか歩行能力は維持しているものの、尿意がなくトイレまでは自立できていませんでした。しかし今日来院された際、驚くことに家族に付き添われてトイレに向かう姿を目にしました。聞くと自宅では自立してトイレに行くことができているそうです。入院中には、リハビリ中にもこちらの指示に従ってくれる事...

片足立ち

整形外科医の間では魔法のトレーニングです。1分間の片足立ちによって50分以上歩いたことに相当するストレスが骨に加わり、骨粗鬆症の予防に有効だと言われています。さらに1日3回行うことによって、その効果は高くなるそうです。また、手を放して行う片足立ちは、バランス能力が必要となり、意図的に行うことによってバランス訓練になります。この場合、転倒に注意して行う必要があります。片足立ちくらいできるだろうと思ってい...

栄養とリハビリテーション

昨日、「栄養とリハビリテーション」についての講義を受けました。低栄養は、感染症、床ずれ、手術予後不良等を引き起こしやすく、死亡率や入院率を高めます。また、脱水はよく知られる熱中症やその他の体調不良の原因となります。年をとるにつれ、身体の調整機構が働きにくくなり、食事の量が減り、脱水や低栄養を起こしやすくなります。健康を維持するうえで最低限必要な栄養は、1日に1000kcalの熱量、25gの蛋白、1000mlの水分だ...